はじめに
みなさんこんにちは。いと(@StudyRoad)です。
今回は家庭教師・塾講師が”実質*”2年私が、学習指導をしているときに気をつけていることを書いていきたいと思います。(この記事では特に「体験授業」に絞ってお話ししています。)
”実質”の意味を知ってしまった皆さんの中にはこの記事を閉じようとしている人もいるかもしれません。しかし、私には一定の実績はあります。ですのでまずはその実績の説明をしてから、指導のポイントを紹介していきたいと思います。
実績
指導の実績というと多くの方は、生徒の「合格実績」を考えると思います。
しかし、先述の通り、私の指導歴は生徒一人あたりだと4ヶ月ですので、まだ合格実績は持っていません。
では、何が実績なのか。それを説明するためにはまず、私が現在もバイトをしている個別指導塾のシステムを簡単に説明しなければなりません。
塾のシステム
私の塾では、塾に入ってすぐに生徒さんには二人の先生の体験授業を受けることになっています。
そして、その二人の先生の内今後も一緒に頑張っていきたいと思う先生を選び、その先生との二人三脚で学習を進めていくことになります。(万が一どちらの先生との相性が悪かった場合、再度違う先生の授業を受けることもできます。)
体験授業の評価
私のバイト先のシステムはわかっていただけたと思います。
この制度の下で現在の僕の生徒数はこの塾では5人、それも体験授業を行った全員の生徒から選んでいただきました。つまり5/5。勝率100%です。(純粋な確率は1/32=約3%なので偶然ではないはず。)
ちなみに、その塾の他の先生はほとんどが”東大生”か”東大卒”です。純粋な学力では僕が劣っている場合がほとんどでしょう。
しかしそれでも生徒に僕が選ばれた。そこには私が生徒と接するときに心がけている”あること”がポイントになったのです。そのポイントについて下で詳しく書いていきたいと思います。
体験授業で大切なこと
体験授業で大切なことは1つの当たり前なことに集約することができます。(もちろん通常の学習指導に関してもです。)
それは「生徒(相手)の立場」になることです。当たり前すぎますよね。人と接するときに相手の気持ちを考える。何度も聞いたことがあるでしょう。
生徒の立場になることの大切さ
しかし、このことを強く意識しているかどうかで結果は大きく変わってきます。
先日、「伝え方が9割」という書籍を読んだのですが、その中に違法駐輪に対する住民の二つの行動が書かれていました。簡単に説明します。
まず、違法駐輪に悩む住民たちは「ここに自転車を停めないでください。」という張り紙をしました。しかし、そもそも駐輪する人には迷惑をかけているという自覚はあるので、あまり効果はありません。これは自分達の立場に立った時の迷惑をただ教えているだけです。
そこで、張り紙を「自転車捨て場」にしたそうです。するとピタッと駐輪がなくなった。これはなぜか。そう。他人(=自転車を駐めていた人たち)の目線に立つことで「捨てられては困る」という視点を獲得したわけです。
安心感の重要性
前置きが長くなってしまいましたが、ここからこの「生徒(相手)の立場」になるということを実際の指導に反映させます。
例えば、先述した「体験授業」で生徒は何を求めているでしょうか?おそらくですが、成績の上昇は求めていないと思います。たった1時間程度で成績が上がるはずがないことは生徒もわかっているからです。
では何を求めているか。それは「安心感」という言葉で表すことができると思います。
「この先生となら楽しく勉強ができそう」「これからくる受験期をなんとか乗り越えられそう」(もちろん長期的には成績が上がらなければ意味がないので)「成績が上がりそう」という意味での安心感です。
(よっぽどストイックな学生でない限りは「楽」という字がみんな大好きです。「楽に受かりたい」「楽しい授業が良い。」などですね。)
具体的な行動例
ではここから安心感を与えるための行動の代表例を4つほど紹介します。
- 自己紹介(楽)
- 生徒の様子の確認 (楽)
- 体験談を取り入れる。 (楽・真面目)
- 受験生の大変さ(真面目)
今回は「楽」の反対として「真面目」という言葉を使いました。
する順番もこの順です。「楽」と「真面目」の割合は7:3くらいが目安です。ただしこの割合も二つ目の「生徒の様子の確認」の結果によって柔軟に変えていくのが理想です。
「受験生の大変さ」などはイマイチわかりにくいかもしれませんので、これらについて詳しく書いていきたいと思ったのですが、それはまた後編で書いていきます。
続きは後編で
「学習指導」は今現在一番力を入れているテーマということもあり、なんだか熱が入って、詳しく長く書いてしましました。よかったら後編も読んでいただけたら嬉しいです。
とりあえずここまで読んでいただきありがとうございました。
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