早稲田大学のセンター利用をわかりやすく解説+そのメリット・デメリットとは?

早稲田大学センター利用

はじめに

みなさんこんにちは!いと(@StudyRoad)です。

突然ですが、「滑り止めは確保しつつ、1月2月を国公立大学の勉強に専念することができたら良いな」と考えたことはありませんか?

一般受験だけを考えれば、それは不可能な願いです。

しかし、実はこの願いを叶えてくれる制度が存在しているのです。

それこそが「センター利用」です。

ということで、今回はその中でも早稲田大学のセンター利用についてわかりやすくまとめていきたいと思います!

この記事はこんな人向け

  • 早稲田大学の各学部のセンター利用の配点を知りたい。
  • センター利用のメリットを知りたい人
  • 国公立大と私立大学の併願を考えている人

センター利用のメリット

受験生であれば、多くの私立大学の入試が1月下旬や2月上旬に行われること。

それによって、国公立大学の勉強の時間が削られてしまうことは知っていると思います。

受験生のほとんどは国公立大学を第一志望としています。

しかし、そんな受験生も万が一に備えて滑り止めとして私立大学に受験することが多いと思います。

平均すると2校、多い人の場合だと4校以上の私立大学を受験する場合もあるようです。

滑り止めとは言っても、ある程度の勉強をしなければ合格はもらえないので、受験校が増えれば増えるほど第一志望へ向けた勉強が出来なくなってしまうのは分かってもらえると思います。

しかし、センター利用を使えば、センター試験の点数によっては滑り止めの私立大学から、二次試験なしで合格をもらうことができるので、時間と労力を削減することができます。

もし、センター利用という制度を知らなかったという方がいたら、「こんな制度があるのか」程度で覚えておいてくださいね。

早稲田大学センター利用

センター利用の注意点

ここから今回の記事の本題に入っていきます。

早稲田大学のセンター利用ですが、注意点が2つあります。

  1. センター利用できる学部が限られていること。
  2. 一般受験よりも難易度が高いこと。

です。

これらについてより詳しく書いていきます。

1.早稲田でセンター利用できる学部

  1. 法学部
  2. 政治経済学部
  3. 商学部
  4. 社会科学部
  5. 国際教養学部
  6. 文化構想学部
  7. 文学部
  8. 人間科学部
  9. スポーツ科学部

以上の9学部がセンター利用可能な学部です。

理工学部(先進理工学部基幹理工学部創造理工学部)はセンター利用が不可能になっています。

2.センター利用の合格最低点

早稲田大学ではセンター利用の合格最低点は発表されていません。

ですので、ここでは大手予備校が実施しているセンターリサーチの判定(D~A)を見ていきます。

これを見るとわかる通り、A判定を取るためには95%以上、B判定でも90%は取らなければなりません。

センター利用が難しいということがわかっていただけたと思います。

わかりづらいセンター利用の科目配点を解説

共通事項

  • 地歴・公民/理科(基礎を付していない科目)の得点利用方法
    2科目受験の場合は、第1解答科目の成績を合否判定に利用します。指定以外の科目を第1解答科目として選択した場合、合否判定の対象外となります。
  • 「理科」において、基礎を付した科目(2科目)と基礎を付していない科目(1科目)の両方を受験した場合は、得点の高い方の成績を大学側で自動的に抽出し、合否判定に利用します。(大学HPより)
グラフ中の注意
理科・・・①物理基礎 ②化学基礎 ③生物基礎 ④地学基礎から2科目 または①物理 ②化学 ③生物 ④地学から1科目/配点100点数学・・・数1・A+数2・Bの合計外国語・・・①英語 ②ドイツ語 ③フランス語 ④中国語から1科目/配点200点選択科目・・・学部によって異なるので、詳しくは各学部のグラフ下部に記載されている「国語100点」や「数学100点」というのは、200点満点を圧縮して100点に換算するという意味です。

法学部

早稲田センター利用法学部

 

*選択科目・・・次のうち1科目選択(ただし必須科目で選択したものを除く)/配点100点
地歴・公民: ①世界史B ②日本史B ③地理B ④現代社会 ⑤倫理 ⑥政治・経済 ⑦倫理、政治・経済
数学: ①数学Ⅱ・数学B ②簿記・会計 ③情報関係基礎
理科: ①物理基礎 ②化学基礎 ③生物基礎 ④地学基礎から2科目 または①物理 ②化学 ③生物 ④地学から1科目

 

政治経済学部

早稲田センター利用政治経済学部

商学部

早稲田センター利用商学部

*選択科目・・・次のうち2教科2科目選択/配点各100点
地歴・公民: ①世界史B ②日本史B ③地理B ④現代社会 ⑤倫理 ⑥政治・経済 ⑦倫理、政治・経済
数学: ①数学Ⅱ・数学B ②簿記・会計 ③情報関係基礎
理科: ①物理基礎 ②化学基礎 ③生物基礎 ④地学基礎から2科目 または①物理 ②化学 ③生物 ④地学から1科目

社会科学部

早稲田センター利用社会科学部

*選択科目・・・次のうち1科目選択(ただし必須科目で選択したものを除く)/配点100点
地歴・公民: ①世界史B ②日本史B ③地理B ④現代社会 ⑤倫理 ⑥政治・経済 ⑦倫理、政治・経済
数学: ①数学Ⅱ・数学B
理科: ①物理基礎 ②化学基礎 ③生物基礎 ④地学基礎から2科目 または①物理 ②化学 ③生物 ④地学から1科目

国際教養学部

早稲田センター利用国際教養学部

文化構想学部

早稲田センター利用文化構想学部

*選択科目・・・次のうち1科目選択(ただし必須科目で選択したものを除く)/配点100点
地歴・公民: ①世界史B ②日本史B ③地理B ④現代社会 ⑤倫理 ⑥政治・経済 ⑦倫理、政治・経済
数学: ①数学Ⅱ・数学B ②簿記・会計 ③情報関係基礎
理科: ①物理基礎 ②化学基礎 ③生物基礎 ④地学基礎から2科目 または①物理 ②化学 ③生物 ④地学から1科目目

文学部

早稲田センター利用文学部

*選択科目・・・次のうち1科目選択(ただし必須科目で選択したものを除く)/配点100点
地歴・公民: ①世界史B ②日本史B ③地理B ④現代社会 ⑤倫理 ⑥政治・経済 ⑦倫理、政治・経済
数学: ①数学Ⅱ・数学B ②簿記・会計 ③情報関係基礎
理科: ①物理基礎 ②化学基礎 ③生物基礎 ④地学基礎から2科目 または①物理 ②化学 ③生物 ④地学から1科目

人間科学部

早稲田センター利用人間科学部

スポーツ科学部

早稲田センター利用スポーツ科学部

*選択科目・・・次のうち1教科1科目選択/配点100点
地歴・公民: ①世界史B ②日本史B ③地理B ④現代社会 ⑤倫理 ⑥政治・経済 ⑦倫理、政治・経済
理科: ①物理基礎 ②化学基礎 ③生物基礎 ④地学基礎から2科目 または①物理 ②化学 ③生物 ④地学から1科目

政経・商・法学部のセンター利用について

合格のために必要な点数は年にもよりますが、確実に9割以上は必要です。

ですので、センター利用を使う可能性が出てくるのは、東大や京大などの難関大受験者に限られてくると思います。

これらの難関大では、シビアな1、2点を争う戦いになります。だからこそ滑り止め受験に使われる時間を節約できることは、ライバルに差をつける上で非常に有効なものになります。

最後に

ということで、今回はセンター利用に関して書いてきました。参考になったでしょうか?

皆さんも自分の学習計画に合わせて、自分にとって”センター利用”が有効かどうか考えてみてくださいね!

では、最後までご覧いただきありがとうございました!

東京理科大学センター利用の合格最低点(ボーダーライン)をグラフで比較
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