一つの大きな嘘
「夏休みは受験の天王山」
受験生ならほとんどが一度は耳にするようなこの言葉ははっきり言って、
嘘
です。
そもそもこの言葉の誕生は、大手予備校の夏期講習の募集の際に使われたコピーであり、それが普及したにすぎないのです。
しかし、これに騙される受験生が非常に多いです。
だから今回はその理由を2つ書いていきます。2分で読める量なので最後まで読んでいただければ幸いです。
理由①受験勉強で大切なのは継続力。
まず、1つ目の理由は「受験勉強で大切なのは継続力」ということ。
「夏休みは受験の天王山」
これは端的に言えば「夏休みは受験生にとって一番大切だよー」ってことです。
でもそんなわけありません。受験の結果は夏休みの勉強量ではなくその来年の1、2月に行われる試験によって決まります。
だから受験生にとって最も大切な天王山と呼べるのは受験当日であるはずです。
そもそも「天王山」の語源・意味はこれです。
京都盆地と大阪平野の境にある天王山のふもとの山崎は、古来、交通の要地であった。山崎の合戦で羽柴秀吉と明智光秀が戦った時、天王山の占有が勝敗を左右したところから、勝負や運命の重大な分かれ目をいう。
『勝負や運命の重大な分かれ目をいう。』です。
それまで毎日努力してきた成果を出す日こそが天王山であるのは当然です。
受験生は、その決戦の日に備えて日々努力をするべきです。努力した人にのみ合格の可能性が残ります。
だから、「夏休みは受験の天王山」というコピーによって「受験勉強は夏休みに始めればいい。」という認識を持つべきではありません。
できる限り早い段階で受験勉強を始めて、それを継続する。それが受験で勝つ方法です。
実際、僕も周りより少し早く受験勉強を始めたことが合格につながったと感じています。
(ちなみに僕は高校2年の1月に受験勉強を始めました。その時の詳しい話は以下の記事に書いています。)

理由②「夏休み」は勉強には向かない。
夏休みといえば、大体の学校で8月中にあり、燃え盛る猛暑が続く季節です。
そんな季節はどう考えても勉強向きではありません。皆さんも暑さにやられてボーッと過ごした夏休みの1日を経験したことがあるはずです。
基本的に、人間の脳は少し寒いくらいの時に一番鋭いのです。
暑い時には脳は何もしていなくても熱をもち、頭の回転は圧倒的に遅くなります。
ヨーロッパで文明が栄えた理由の一つにも、「比較的低温な気候が1年を通して続いているから」というのがあるくらいです。(一説ですが。)
話が逸れましたが、以上のように暑い夏の日は勉強にはあまり向きません。
「夏休みは受験の天王山」に騙されずに、少し寒い今の時期から勉強に取り組んでみてください。
最後に
最後になりましたが、僕がなぜこんなにも「早く受験勉強を始めろ」と言っているのか。
そも理由は一つです。
僕の同級生にも受験勉強を夏休みに始めて、周りに遅れをとってしまった結果、浪人してしまった人がいます。
皆さんにはこのようなもったいないことはしないでいただきたいのです。
しかし、いきなり「受験勉強を始めよう」と思っても、何から手をつけたら良いのかわかりにくいと思います。
その説明は下の記事でしているので、ぜひ参考にしてみてください!
では最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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