気づいたらもう11月の終盤。すっかり外は寒くなり、今年も残すところ約1ヶ月になりました。
受験生にとっては第一関門となる「センター試験」が近づいてきていますね。
そこで今回は、この本番直前期に受験生に訪れる3つの異常をまとめていきたいと思います。
○この時期の異変は気付きにくい!
この時期になると受験生には「見えないストレス」が溜まり始めます。これは本人でも気付きにくく、ましてや親御さんが気づくのは至難の技です。
しかし、確実に心身ともに悪い影響を受けています。
ですので、この記事を通して自分、または子供の異変に少しでも気づき、しっかりと対策を取りましょう。
1.神経質になる
直前期の受験生は非常に神経質になっています。
そのため、親や先生の言葉にとても敏感です。皆さんも気付かないうちに受験生の心に傷をつけないように配慮しましょう。
ここで、受験生に絶対にかけてはいけない言葉の例を挙げます。
受験生に絶対かけてはいけない言葉
比較の言葉
「お兄ちゃんの時はね…」や「○○君はね…」など、他人と比較する言葉を受験生の前でいうのは完全にNGです。
受験生に怒りだけでなく、悲しみも与えてしまいます。怒りは時間が経てば忘れますが、悲しみは忘れられない傷になっていつまでも残り続けます。
過剰な心配
「本当に大丈夫?」「まあ、受からなくても大丈夫だよ。」などの過剰な心配からくる言葉。
発言者に悪意がなくても受験生にはかけるべきではない言葉です。
受験を一番心配しているのは間違いなく本人だということを忘れないようにしましょう。
追い詰める言葉
「このままじゃ受からないよ。」「絶対に落ちるな。」という言葉はもちろんNGです。そんな言葉で受験生がやる気を出すわけがない。
これは人にもよりますが、合格した場合のみの報酬を提示するのもどうかと思います。その報酬が受験生を追い詰めてしまっています。
人によっては効果的かもしれませんが、神経質なこの時期に言われて嫌な人もいると思います。そこらへんはご両親が一番わかっていると思いますが。
「受験が終わったら、家族で旅行に行こうね。」
が最も安全で、受験生にとって嬉しい言葉だと思います。(家族が仲良くあって欲しい気持ちは受験生でも不変です。)
2.現実逃避・やる気が出ない
第二の異変は「現実逃避」や「やる気が出ない」だと思います。
「受験が直前なのは頭ではわかっていても、なぜか勉強する気にならない。」
受験生なら一度は味わったことのある状態だと思います。
対策:散歩で気分をリフレッシュ
こんな時は1度、外に出て散歩してみると良いと思います。
無気力は頑張っている証拠でもあります。「ここまで頑張って来た。でも結果が出なかったらどうしよう。」という恐怖からきていることがほとんどです。
これは持論だし、怒られるかもしれませんが、別に大学受験に失敗したからといって人生は失敗にはなりません。大丈夫。
一度、その重荷を降ろしてリフレッシュしてみてください。
やる気が出ない時の対策については詳しく書いた記事があるので、そちらも合わせてご覧ください。
3.眠れなくなる(軽度の不眠症)
これが僕が受験生の時に一番悩んだ異変です。
自分では緊張はしてないつもりでも、目を瞑ると受かった時のビジョンと落ちた時のビジョンが交互に現れていました。
睡眠については他の記事でまとめていますので、ここでは詳しい対策は省きますが、ここでもご両親の配慮が大切だと思います。
就寝する前にお子さんに
「頑張ってるね。」
と声をかけてあげるだけでも、受験生は自分の努力を知ってくれている事に気付き、安心できます。一緒に戦ってあげてください。お願いします。
まとめ
という事で、今回は直前期の受験生に訪れる3つの異変を紹介しました。
まとめると、
- 神経質になる。:特に先生や親の言葉には敏感です。かける言葉には注意しましょう。
- 現実逃避・やる気が出ない:ここまで走り抜けてきた証拠でもあります。一度気分をリフレッシュするのが効果的です。
- 眠れなくなる。(軽度の不眠症):どんな人でも緊張してしまうのが直前期です。少しでも安心させてあげるような言葉をかけてあげてください。
受験には家族のサポートが大切です。小さな異変にも気づいてあげてください。
「大丈夫。」の一言が受験生にとっては大きな安心になりますよ。
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