はじめに
どうも皆さんこんにちは。いとです。
今回は苦手な人が多い「無機化学」の中でも特に覚えにくいであろう「硫化物イオン」の沈殿生成反応の覚え方をまとめていきます!
受験生には覚えるべきことがたくさんあります。特に無機化学では多くの沈殿生成の反応を覚えなくてはなりません。
だからこそ効率の良い暗記方法を知ることが大切になってきます。
ぜひ最後までご覧ください。
硫化物イオンの沈殿生成反応
ではまず、硫化物イオンと金属イオンの沈殿生成を表で見ていきましょう。
これが受験生の最低限覚えなくてはいけない表です。
でも、なんだか覚えることが多いように感じませんか?実はこの表には多くの無駄が存在しています。
実は、受験で戦うために硫化物イオンの沈殿生成で覚えるべきなのは、
「Zn、Fe、Ni」の三つだけなのです。*
どういうことか以下で説明していきます。
*厳密には「イオン化傾向」は覚えている必要があります。
効率の良い覚え方
硫化物イオンで覚えるべきなのは「Zn、Fe、Ni」だけです。
これをより具体的に言えば、
「『Zn、Fe、Ni』だけが塩基性・中性で沈殿する。」だけを覚えれば良いのです。
これさえ覚えておけば、「これらよりイオン化傾向の小さいPbやCuはどんな状況でも沈殿を生じ、これらよりイオン化傾向が大きいMgやAlでは沈殿が生じない。」ということはイオン化傾向さえ覚えていればわかるはずです。
「イオン化傾向」がなんなのかを忘れてしまった人は、一度教科書で復習しておきましょう。
まとめ
ということで今回は「硫化物イオンの沈殿生成の暗記法」を紹介しました。
まとめると
- イオン化傾向の基本的な知識
- 「Zn、Fe、Ni」だけが塩基性・中性条件下で沈殿を生じる。
- もちろん上の3つよりイオン化傾向が小さければどんな条件でも沈殿を生じるし、大きければどんな条件でも沈殿は生じない。
というのがポイントでした。
無機化学は苦手な人が多い分、得意にすれば受験を有利に進めることができます。
効率的に暗記して他の受験生に差をつけましょう!
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