はじめに
みなさんこんにちは!いと(@StudyRoad)です。
夏休みも中盤にさしかかってきましたが、勉強の方は進んでいるでしょうか?夏休み前半はダラダラ過ごしてしまったという方はこの折り返し地点を機に気持ちを切り替えて、勉強頑張ってくださいね!
ということで、今回は化学の参考書レビューです。私は受験生だった時に、参考書知識模試があれば全国で10番以内には入るだろうというほど、参考書研究をしました。
また、現在は個別指導塾講師として、多くの生徒の進度や習熟度に合わせて、適切な参考書を選んで問題の出題をしていますので、参考書の知識に関しては自信があります。
そんな私が今回は、私が受験生の時に使用した化学の参考書を中心に、それぞれの参考書の特徴、どんな人が使うべきなのかについて書いていき、オススメ度を5段階で評価していきます。
*今回はわかりやすさのために参考書と問題集という2種類に分けて書いていきます。実際には問題集のことも参考書と呼ぶことが多いですが、この記事の中では、参考書は色々な知識や定理に関して説明している本のことで、問題集は問題がいっぱい載っている本のことと理解していただければと思います。
参考書編
参考書編はそもそも種類が少ないということもあり、オススメ度上位3種類をレビューしていきます。ほかの参考書にも目は通しているのですが、これなら教科書で良くない?と感じるものが多いです。
宇宙一わかりやすいシリーズ
オススメ度:★★★☆☆
この宇宙一わかりやすいシリーズは、タイトルが胡散臭いものの、絵や図を多く使っており本当にわかりやすくまとめられた参考書です。読みやすさのために字も大きく書かれており、また色も多く使われていて化学に苦手意識のある方には非常にオススメできます。しかし問題点として、読みやすさに重点を置きすぎてしまい、とても分厚い参考書になってしまっているので、持ち歩くのが大変です。
先ほども言った通り、化学は暗記の多い科目であるため、常に持ち歩き、忘れたと思ったらすぐに振り返る姿勢が大切になってきます。ですので、この参考書の持ち歩きにくさは大きな欠点と言えるため、オススメ度は3になりました。
〜の講義シリーズ
オススメ度:★★★★☆
こちらのシリーズの特徴として、暗記すべきものがまとめられた別冊がついているということです。これは小さなことですが、持ち歩きやすく、移動中などの空き時間に読むのも簡単になるため、この参考書の価値をぐっと上げています。また、肝心な解説も、有名な予備講師が書いているだけあり、生徒目線のわかりやすいものになっています。しかし、あまり初学者向けではないので、教科書を読んでから取り組むと理解しやすいと思います。
無機化学に関しては、あまり試験に出ない部分の解説がやけに長いという欠点がありますので、オススメ度は4になりました。
化学の新研究
オススメ度:★★★★☆
詳しさは他の参考書に比べて、ダントツで一番です。科学を得意科目にしていきたい、または単純に化学が好きだという人は持っておくべき参考書だと思います。ただし辞書のような厚さに加えて硬い文章で書かれているため少し読みにくく感じるかもしれません。
使い方としては、理解しにくい部分が出てきた時に該当箇所を読むような、つまみ喰い読みが良いと思います。
問題集編
問題集編ではオススメ度に加えて、難しさを示す指標である、難度の評価もつけていきたいと思います。
基礎問題精講
オススメ度:★★★★☆
難度 :●●◯◯◯
基本問題を集めた問題集ですが、解説が詳しく、かつカラーで見やすいため、苦手意識のある人でもどんどん進めていくことができると思います。苦手克服の第1歩にオススメです。
重要問題集
オススメ度:★★★☆☆
難度 :●●●◯◯
全教科の重要問題集に言えることですが、網羅性は申し分ありませんし、解説の詳しさも十分です。ただ、解説も白黒で書かれているために、読みやすさはあまりないので、オススメ度は3になりました。
理系標準問題集 化学 (駿台受験シリーズ)
オススメ度 :★★☆☆☆
難度 : ●●●●◯
解説は詳しいですが、駿台受験シリーズ特有の硬い文章で書いてあり、かつ載っている問題も少し癖のある問題が多いので、駿台マニアの方以外は他の問題集でいいと思います。
標準問題精講
オススメ度:★★★★☆
難度 :●●●●◯
難しい問題がほとんどであまり網羅性はないと思いますが、よく選別された良問ぞろいの問題集です。解説はカラーでかつポイントをわかりやすくまとめてあるので、重要問題集などの網羅性のある問題集を終え、自分にある程度実力ついたと思ったら、挑んでみることをオススメします。
化学の新演習
オススメ度:★★★☆☆
難度 :●●●●●
難度は5と書きましたが、実際は難易度の幅が大きく、最難の問題は他の問題集にはないくらい難しいです。しかし、幅広い難易度の問題が載っているために問題数が非常に多く、全て解くには多くの時間がかかります。ですので、直前期に難しい問題だけに取り組むなどの限定的な使い方をすると良いと思います。解説も詳しくわかりやすい上に、同著の化学の新研究と対応しているために、合わせて使用すれば、力がつくこと間違いなしです。
最後に
今回は化学の参考書のレビューをしてきました。参考書選びに一番大切なことは何と言っても自分の肌に合った参考書を見つけることです。
ちなみに私が一番好きな化学の参考書は標準問題精講でした。問題数は少ないのですが、選び抜かれた問題というところが良かったです。
みなさんも自分にあった参考書を見つけて見てくださいね!
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