「10年後の仕事図鑑(著者:堀江貴文,落合陽一)」を読んだ感想と要約

10年後の仕事図鑑

はじめに

みなさんこんにちは!いと(@StudyRoad)です。

普段私は、大学受験や大学生活のことを主に記事にしていますが、今回は少し違った記事になります。今回は、堀江貴文氏と落合陽一氏が著者の「10年後の仕事図鑑」という本の要約と感想を書いていきたいと思います。

タイトルだけ見ると図鑑ということだけあって、文章は少ないように感じますが、実際はむしろ図は少なくほとんど文章で構成されています。

私自身は堀江氏の本は今までに読んだことがありましたが、落合氏の本は読んだことがありませんでした。少し専門用語の多用が見られるものの、内容は面白かったので落合氏の他の本も読んでみたいと感じました。

では、まず最初にこの二人についてほとんど知らない人向けに、二人の経歴を軽くまとめましたのでご覧下さい。

二人の経歴

堀江貴文氏(ホリエモン)の経歴

堀江貴文 1972年10月27日生まれ 46歳 東京大学文学部中退

1996年 有限会社オン・ザ・エッジを設立、1年後株式会社に改組。当時はインターネットが普及し始めた黎明期であり、大手企業のサイト作成などを手掛けた。

2002年 経営破綻した旧ライブドアの営業権を取得し、ライブドアへ社名を変更。

2004年 プロ野球球団の大阪近鉄バファローズの買収を企てるも失敗

2005年 ニッポン放送の買収も企てるも、失敗、同年総選挙に出馬するも落選

2006年 証券取引法違反で逮捕

2011年 5年にわたる裁判の末、懲役2年6か月の実刑判決が確定(刑務所の中でも面会時にスタッフを通じて、Twitter、メルマガの更新や本の出版などの精力的な活動を継続)

2013年 出所

2015年 民間初の宇宙船の開発プロジェクトを発足

2018年 ロケットの発射が行われるも失敗。その後の7月26日、通信制の鹿島山北高校のサポート校として、生徒の体験を重視する教育機関「ゼロ高等学院」を開校することを発表。

本当にざっとですがまとめてみましたが、本当に波乱万丈というか、常に新しい何かに挑戦し続ける姿勢が感じられますね。

現在、Twitterをやられている堀江氏ですが、数々の極端な意見や表現で炎上を起こしていますね。自分が本当に感じたことを発信するためにSNSを使っているという点では、無理して自分じゃない自分を発信し続ける多くの芸能人よりは良いんじゃないかと個人的には思いますが。

落合陽一氏の経歴

落合陽一 1987年9月16日生まれ。30歳 東京大学大学院学際情報学府博士課程修了

開成高校卒業

2度の東大受験失敗後、筑波大学に進学

学部卒業時に東京大学大学院に受験し、合格

トーマス・エジソンを深く尊敬しており研究者であると同時に、発明家でもある。また日本学術振興会の研究員でもあるため、メディアアーティストと呼ばれたり、ジセダイ株式会社の創業者でもあるので実業家でもあります。

研究者、発明家、メディアアーティスト、実業家の四つの顔を持つ落合氏ですが、自分の肩書きで一番気に入っているのは「魔法使い」だそうです。落合氏の専門分野でCG技術を医療・介護分野に応用することであり、まさに魔法を使っているように見えることからこう呼ばれはじめたそうです。

内容要約

この本はChapter0~6の7章構成となっています。それぞれのChapterを要約していきたいと思います。

ここからネタバレを含みますので注意して下さい。

Chapter0〜激動の時代を生きるあなたへ〜

このChapterでは、インターネットが普及し誰しもがスマートフォンを持っている現代は、これまでよりも社会の変化のスピードが早くなることを警告した上で、その変化に対応するためにはどうすれば良いのかが簡潔に書かれています。

その変化として、AIの普及による職業の変化、つまりAIがやったほうが効率的なものはAIがやり、そうでないものが人間の職業として残ることがあげられています。しかし、最近流行りのAI普及への危機感を煽る文脈とは異なり、堀江氏の意見ではAIの普及は人の職を減らすが、生活できなることはなく、むしろ空白の時間が増え、その時間の過ごし方が大切になると述べています。

落合氏はAIの普及のなかでの生き方として、競合の多い分野ではなく、他人とは違うことをしていくことを基本とする考え方(これは本文中ではブルー・オーシャン的な考え方と呼ばれています)が大切だと述べています。

Chapter1〜全てが逆転するこれからの働き方〜

このChapterでは、簡単に言えば現在の職のほとんどである、「雇う」「雇われる」ということが今後の社会では不必要で無意味になるということが書かれています。また日本の企業の多くがとっている「終身雇用」の形にも疑問を呈しています。ここで、落合氏は労働契約を結び自分の創造物の権利を会社に渡している会社員のことを「湯婆婆に名前を奪われている」ことと等しいと述べ、功績が自分に属さない働き方を批判しています。

代わりにこれから有利になる働き方は、自ら発信していく働き方で例として、ユーチューバーやインスタグラマー、ブロガーが挙げられています。

Chapter2〜なくなる仕事・変わる仕事〜

この章ではタイトル通り、人間対人間から人間対機械への社会システムの変化により、なくなる仕事と変化する仕事が紹介されています。

1つだけ紹介しておくと、介護士が挙げられていました。わたしもこの本を読むまでは知らなかったのですが、現在の介護士の仕事のほとんどは、行動に伴う安全確認であり、ここを機械が代わりにやってくれれば、実際の介護士がすべき仕事は今よりはるかに少なくなるそうです。

なんでも「機械化」してしまえばよいという訳ではないですが、介護現場の機械化はこれからより高齢化してくる日本にとっては良いことだと思います。

Chapter3〜生まれる仕事・伸びる仕事〜

この章も前章と同じくタイトル通りです。

ここで紹介されている仕事に共通していることは、「新しい何か」を作っていく仕事だということです。AIは人間よりあらゆる分野で有能です。しかし新しい何かを創造していくことは苦手です。ここで活躍できる人が今後成功していくのでしょう。

Chapter4〜お金の未来〜

この章では、これからは現金の価値は下がっていき、代わりに持つべきなのは「信用」であるということが述べられています。日本ではあまり進んでいませんが、世界的には現金を持たないキャッシュレス化がどんどん進んでいます。現金の必要性は今もどんどん下がっており、2017年にはこの流れに乗って仮想通貨に投資する芸能人などが増えていましたね。

Chapter5〜日本の幸福と社会について〜

この章では、今まで説明してきたAIによる社会システムに変化によって、現在、「高齢化」や「人口減少」などの問題によって危機にさらされている日本社会がどのように改善される可能性があるのかを解説しています。

具体的には、介護現場での機械化や、膨大な患者データを統計処理することによる予防医療などが日本のこれからを支えていくだろうということが詳しく説明してあります。

Chapter6〜ピュアな情熱に導かれた”自分の人生”を生きよ〜

最終章であるこの章では、これまでの議論の総括として、これからの人生の歩み方について堀江氏と落合氏の意見が書かれています。

堀江氏は趣味を極めていくことで仕事にしていく姿勢の大切さを述べ、落合氏は今すぐポジションを取るために素早い選択をしていくことの大切さを述べています。

最後に感想

この本は全体的にAIの普及や機械化に対して肯定的な姿勢で書かれており、わたし自身もどちらかと言えば肯定派なので共感できる部分が多かったです。

わたし自身、自分の将来についてまだ悩んでいる途中ですので、その指針としては非常に参考になる本でした。この記事を読んでくださっている方の中で、自分の将来のビジョンが明確に見えていない方にはおすすめできる1冊かなと思います。

大人気で書店でも先頭に並んでいることが多いので、ぜひみなさんも一度手にとってみてください。