はじめに
みなさんこんにちは!いと(@StudyRoad)です。
今回は、大学のパンフレットには載っていないために高校生が意外と知らない(知ることができない)、大学生活の現実の中でも特に勉強面に関してのことを書いていきたいと思います。
なお、生活面の一部とも言える内部生と外部性の違いに関しては以前に記事をあげているのでそちらも合わせてご覧ください!

大学の勉強のモチベーションとは?
このブログを読んでいる方々は多くが、高校生だと思いますので、まず高校における勉強のモチベーション(または目標)となるものを考えてみると、おそらくほとんどの方は「大学受験での成功」だと思います。未来に待っている大きな目標の達成のために毎日勉強をしているのです。
しかし、大学で、理系大学生の多くの未来に待ち受ける「大学院入試の成功」を目標にして、勉強を頑張っている人はほとんどいません。(少なくとも私の周りには)これは、将来の夢が研究者だと雄弁に語る人(のほとんんど)にも当てはまります。
では、何を目標にするのか、それはもう絶対に「単位」です。理由としては、知っている人も多いと思いますが、大学または学部別に指定されている単位数を取らないと卒業できなくなってしまうからです。ですので、同じ学科の先輩と仲良くして過去問を頂く人と、その過去問を頂いた同級生からそれを聞き出すために躍起になる人が大学には存在します。前者は多くの場合、大学内に同じ高校の先輩の多い内部生になりますね。
私の学科ではみんな親切にグループラインに過去問を乗せてくれるので、自分は余計な動きをしなくて済んでいますが、学科によってはライバル心からなのか、自分の獲物は一人で食べきる弱肉強食の学科もあるみたいです。(ちょっと言い過ぎかな?)
単位が目標って…そんなんでいいのか?
ここまで読んでくれた方の中には、単位を目標にしているような学生が大学院や研究室で活躍できるのかを疑問に持った人もいるかもしれません。結論から言うと、意外と大丈夫です。
この「大丈夫」の根拠は”私の経験”と”優秀な教授の大学生時代のお話”にあります。
まず”私の経験”とはなにかと言うと、意外と大学1年生というのは、多分皆さんの予想よりも幅広い分野の勉強をしているということです。ですのでほとんどの科目は単位さえ取れれば良いけど、自分が好きな、興味のある科目は、単位だけでなく高得点を目標にすることになってくると思います。研究者というのは、自分の専門を非常に狭いものにし、深く深く掘って行く生き物なので、これで良いのでしょう。
次に、”優秀な教授の大学生時代のお話”ですが、大学の教授の中には自分の大学生の時のことを話す人が結構います。そのうちの一人である、早稲田大学の中でもかなり実績を持っている生物分野の教授の話では、「自分も学生時代、苦手だった物理分野に関しては単位を得るので精一杯だった。」そうです。それでも世界的にも優秀な研究者になれているそうです。そのほかの多くの教授も今専門にしている科目以外に関しても、全て優秀だったわけではないようです。
そんなに単位を取るのって難しいの?
これは科目によります。科目によっては、2割近くの学生に単位を与えないような科目も存在しますし、逆にテスト前の最後の授業でほとんど問題を教えてくれるような科目もあります。
どの科目が難しいのかという情報も先輩や同級生から得るしかないので(ネットにも少しはありますが、状況は刻一刻と変化しているので)、勉強だけでなくそこも上手くやり、効率的に単位を取って行くことが大切になってきます。
最後に
ということで、勉強面から見る大学生活は、みんな単位を取ることに必死だということでした。
本当は単位だけでなく、将来を考えて勉強すべきだとは思うのですが、単位を得るための単位奪取大作戦が学科のみんなの結束力を強めて、みんなで助け合う良い雰囲気が出来上がることもありますので、まあ良いのかなと、個人的には思ってます。
受験生のみなさんも楽しい大学生活を思い浮かべながら、受験勉強、頑張ってくださいね!
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